頬の脂肪吸引は男性にもおすすめ？効果やメリットを解説

頬の脂肪吸引は、頬の脂肪を減らすことで顔を小さくする（小さく見せる）ことができる美容整形手術です。顔の脂肪吸引というと以前は女性に人気がある手術でしたが、最近は男性が手術を受けるケースも増え、男性にとっても身近になってきています。
今回は、男性の頬の脂肪吸引について詳しくご紹介していきます。男性ならではの効果やメリット・デメリットなど、手術前に知っておきたいポイントをまとめました。頬の脂肪吸引に興味がある男性の方、手術を検討されている方は是非最後までお読みください。

小顔脂肪吸引

頬の脂肪吸引とは

脂肪吸引はカニューレと呼ばれる専用の吸引管を使って、皮膚のすぐ下にある皮下脂肪を取り除いていく手術です。脂肪細胞ごと吸引し、数を減らすことで確実な痩身効果を実感し、すっきりとした体型を作ることができます。脂肪吸引というとボディの痩身というイメージが強いですが、顔にも適用ができます。顔の余分な脂肪を除去することで、顔を小さく見せたり、顔のバランスを整えることができます。
頬の脂肪吸引は、その名前の通り頬の脂肪にアプローチする脂肪吸引手術です。笑うと丸く膨らむ部分、そして目の下から頬骨の上あたりの2箇所が、主な頬の脂肪吸引の範囲となります。カニューレは耳の裏側から通しますので、傷跡が目立ってしまう心配はありません。

この症例写真は、男性の脂肪吸引（頬・顎下）とバッカルファットとクリックリフトとあごボトックスの手術前と1ヶ月後の症例写真です。

頬の脂肪吸引の種類

頬の脂肪吸引はその方法や使用する機械を選ぶことができます。従来の小顔脂肪吸引は先ほどご紹介したように、カニューレという細い管を使って麻酔液を注入しながら脂肪を吸引していくものでした。確実に脂肪細胞を除去できるため、しっかりと効果が得られる反面、やや体への負担が大きいのがデメリットです。
そんな体への負担を抑えて脂肪吸引ができるのが新世代のマシンであるアキーセルです。アキーセルは高周波振動を採用した脂肪吸引システムで、吸引管に細かい穴があります。細かく振動しながら吸引するため、体への負担が少なく、従来の脂肪吸引よりも内出血や皮膚の凹凸が出にくくなるというメリットがあります。

小顔脂肪吸引

男性の頬の脂肪吸引の効果

男性の頬の脂肪吸引は主に以下のような効果があります。

• 小顔効果
• 顔の厚みや角張りの解消
• 丸顔の解消
• 若々しい印象を与える
• 顔のバランスが整う

男性特有の顔立ちは、厚みや角張りが出やすく、これが加齢と共に頬のたるみや脂肪の蓄積を招きやすくなります。その結果、全体の印象がぼやけたり、年齢よりも老けて見える可能性があります。頬の脂肪吸引で余分な脂肪を減らすことでたるみを改善し、若々しい印象をもたらしたり、明るい表情を作りやすくなります。
また、頬は顔の中心部にあるため、ここのボリュームを減らすことで顔全体がすっきりと見せられます。顔の余白も軽減し、目や鼻といったパーツがより明確となり、顔のバランスや比率も整いやすくなります。

小顔脂肪吸引

男性が頬の脂肪吸引を受けるメリット

ダイエットや他の小顔整形ではなく、脂肪吸引を選ぶのはどんなメリットがあるのでしょうか。頬の脂肪吸引のメリットは以下の通りです。

• 変化を実感しやすい
• 部分痩せができる
• リバウンドしにくい

それぞれについて詳しくみていきましょう。

変化を実感しやすい

脂肪吸引は皮下脂肪に直接アプローチできるため、確実な痩身効果が得られます。そのため手術部位の変化を実感しやすいのが大きな魅力です。吸引量は調節が可能で、現在のお悩みや、なりたいイメージにあわせて医師と相談しながら吸引する量を決めていきます。顔のバランスも加味した上で自分にあった量の吸引を行うことができます。

部分痩せができる

脂肪吸引は脂肪が気になる部分だけをピンポイントで痩せることができるのがメリットです。特に顔は部分痩せが難しいとされている部位です。運動や食事制限をしても、顔は思うように痩せなかったり、さらに頬の脂肪はずっと目立ったままという方も多いかと思います。脂肪吸引であれば、そのような部分痩せが難しい部分もスムーズに脂肪を減らすことが可能です。

リバウンドしにくい

一般的なダイエットでは脂肪細胞の大きさを小さくすることで痩身効果が発現します。一方で脂肪吸引は脂肪細胞ごと吸引し取り除くため、脂肪細胞自体の数を減らすことが可能です。そのため脂肪吸引はリバウンドしにくく、手術後は長期的な痩身効果を得ることができます。
頬に脂肪がつきやすい方や、定期的なメンテナンスを受けるのは面倒だという方にも頬の脂肪吸引はおすすめな手術です。

小顔脂肪吸引

男性が頬の脂肪吸引を受けるデメリット

多くの美容整形と同じように、頬の脂肪吸引にもデメリットはあります。例えば以下のような点です。

• ダウンタイムがある
• 副作用のリスクがある
• 費用がかかる

それぞれについて詳しくご紹介します。

ダウンタイムがある

頬の脂肪吸引は数ミリではあるものの、切開を必要とする外科手術です。体への負担があるため、手術後は回復期間であるダウンタイムがあります。
ダウンタイム中に出る主な症状は以下の通りです。

• 腫れ
• 赤み
• 痛み
• むくみ
• 内出血
• 拘縮

これらの症状の程度は人によってさまざまで、数週間から数ヶ月続くことがあります。特に手術後1週間は運動を控え、安静に過ごしていただく必要があります。力仕事など体力を使うお仕事をされている方は、手術後すぐのお仕事はお休みするなど事前にスケジュールの調整が必要です。

副作用のリスクがある

切開手術であるため、感染症や炎症といった副作用のリスクも脂肪吸引にはあります。感染症や炎症は手術の際、傷口から細菌が入ったり、ダウンタイム中に刺激を与えたりすることで発生しやすくなります。医療事故報告のないクリニックを選びましょう。そしてダウンタイムは、切開部位を強くこすらないなど刺激を与えないように気をつけなければなりません。
もし感染症や炎症が起こった場合は、抗生剤の投与などの治療が必要となります。早めに治療することも非常に大切なので、脂肪吸引後に我慢できないほどの痛みがあったり、赤みや腫れが長期間続くなど違和感を感じたら、すぐにクリニックで診てもらうようにしてください。

費用がかかる

脂肪吸引は他の小顔整形と比べるとやや費用が高いのがデメリットです。とはいえ、安さだけでクリニックを選ぶのはおすすめしません。医師の技術力、経歴、症例を確認し、明確な料金体系が用意されているクリニックで手術を受けるようにしましょう。
上記でメリットとしてご紹介した通り、脂肪吸引は確実な効果が得られること、長期的に痩身効果があることなどが特徴です。効果に個人差がある施術や定期的にメンテナンスが必要な施術と比較すると、長い目でみると料金は安く済むこともあります。効果と費用を比較検討してみましょう。

小顔脂肪吸引

男性の頬の脂肪吸引で自然な仕上がりにするには

このようなメリットとデメリットがある頬の脂肪吸引ですが、せっかく受けるなら自然で理想通りの仕上がりにしたいですよね。
頬の脂肪吸引で自然な仕上がりにするためには、以下の点に気をつけると良いでしょう。

• 適切な量だけを吸引する
• 他の部位も同時に脂肪吸引する
• 他のリフトアップ施術と併用する

頬の脂肪は除去しすぎると、頬コケの原因となってしまいます。脂肪を取りすぎは顔のバランスが不自然になる要因にもなるので、欲張らずに適切な量だけを吸引するようにしましょう。
また、顔は一部ではなく全体のバランスが非常に重要です。頬だけを見るのではなく、顎やフェイスラインといった他の部位とのバランス、目や鼻、口などのパーツとの比率もしっかりみながら脂肪を取らなければなりません。どの部分にどれだけ脂肪がついているのが一番理想的に見えるのか、医師に相談しながら吸引する部位と量を決めていきましょう。そのためには他の部位の脂肪吸引や他のリフトアップ施術を並行して行うのもおすすめです。下記で頬以外の顔の脂肪吸引部位や、その他のリフトアップ施術についてご紹介しているので、是非参考にしてみてください。

小顔脂肪吸引

男性におすすめな頬以外の顔の脂肪吸引部位

頬以外では、顎やフェイスラインといった部位の脂肪吸引も人気があります。顎やフェイスラインの脂肪吸引は、二重顎やフェイスラインのもたつきが気になる方におすすめです輪郭をすっきりと明確にすることで、顔全体が引き締まって見せることができます。
顔の脂肪吸引は複数部位を同時に手術することも可能です。頬の脂肪吸引とあわせて顎やフェイスラインといった他の部位もいっしょに手術を受けることで、さらに高い小顔効果を実感することができます。

小顔脂肪吸引

頬の脂肪吸引以外の小顔整形

脂肪吸引以外にも小顔整形はさまざまな種類があります。頬の脂肪や、脂肪によるたるみに効果的な小顔整形は以下の通りです。

• 脂肪除去
• 脂肪溶解注射
• 糸リフト

どのような小顔整形なのか詳しくご紹介します。

脂肪除去

脂肪吸引は皮下脂肪を取り除く美容整形ですが、脂肪除去はさらに深い層にある脂肪を取り除きます。
頬のふくらみの要因となるのは、バッカルファットやメーラーファットと呼ばれる脂肪で、これらの脂肪は脂肪除去によって取り除くことが可能です。
バッカルファットとは頬の上部に広がる脂肪です。口の中から噛むことができる脂肪というとイメージしやすいかと思います。バッカルファットは頬のたるみの原因となり、老け顔やブルドッグ顔の要因となる脂肪です。
メーラーファットは頬骨からほうれい線にかけて広がる脂肪です。笑った時に丸く盛り上がる部分で、メーラーファットを除去することにより、顔の丸みや頬のたるみを改善することができます。

この症例写真は、30代男性のバッカルファット除去の手術前と３ヶ月後の症例写真です。

バッカルファット

メーラーファット

脂肪溶解注射

脂肪を溶解する成分が入った製剤を注射器で注入する施術です。脂肪吸引のように切開の必要がなく、体への負担が少ないのが大きな魅力です。ダウンタイムも短いため手軽に受けられる痩身施術メニューとして注目を集めています。傷跡がほぼ残らないので、整形を周りにバレたくないという方にもおすすめです。

糸リフト

糸リフトは、医療用の糸を皮膚の下に挿入し、組織ごと引っ張り上げるリフトアップ施術です。皮膚のたるみの改善に効果的で、ほうれい線や目元、口元のシワも目立たなくすることができます。小さな穴から糸を通し、体への負担が少ないことから”切らないフェイスリフト”としても近年注目を集めています。
しかし、糸リフトは脂肪そのものを減らすことはできません。余分な脂肪を落とした上で、たるみも解消したい場合は、脂肪吸引と糸リフトを併用するのがおすすめです。

この症例写真は、30代男性の糸リフトの手術前と1週間後の症例写真です。

糸リフト