眼瞼下垂はマッサージで改善できる?
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眼瞼下垂は誰にでも起こり得る目元の症状で、年齢を重ねるごとに発症率が高くなるとされています。
しかし、眼瞼下垂を予防する方法は存在しており、そのひとつとして挙げられるのはマッサージです。
こちらの記事では、眼瞼下垂の予防対策に役立つマッサージや、マッサージの注意点、眼瞼下垂放置のリスク、眼瞼下垂を治す方法についてご紹介しています。
眼瞼下垂はマッサージで改善を目指せるのか・マッサージ2選をご紹介
眼瞼下垂は、軽度であれば生活に支障をきたす可能性は低いのですが、症状が進行してしまうと目が開きにくくなり、生活のあらゆるシーンで不自由さを感じるようになります。
例えば症状が進行すると、常に目が半開きの状態になって、眠そうな印象になったり、実年齢よりも老けた印象になったりすることもあるのです。
また外見の変化だけでなく、頭痛や肩こり等も発症する方もいらっしゃいます。
そして、そうならないための対策として実践しておくと良いのが、マッサージなのです。
それでは早速、眼瞼下垂の予防対策に役立つマッサージ2選をご紹介します。
この症例写真は眼瞼下垂の手術を受けた女性の手術前、1週間後、2週間後、1か月後、3か月後、6か月後の経過の症例写真になります。
また、3か月後、6か月後につきましては、メイクのあり、なしでも撮影しております。
頭皮マッサージ
眼瞼下垂の予防対策として役立つマッサージ、それは頭皮マッサージです。
ここで、眼瞼下垂予防に頭皮マッサージ?と不思議に思うかもしれません。
しかし、顔の皮膚や筋肉はすべて頭皮とつながっているため、頭皮マッサージで皮膚や筋肉に刺激を与えて血行を改善することが、眼瞼下垂の予防対策として役立ちます。
【頭皮マッサージの手順】
1.5本の指を使って、前頭部から頭頂部に向けてらせんを描くようにマッサージする
2.同様に、側頭部から頭頂部に向けてらせんを描くようにマッサージする
3.襟足の生え際から後頭部を通り、頭頂部に向けてマッサージする
このマッサージは頭皮全体の血行不良改善に役立つだけでなく、顔のたるみ予防効果も期待できます。
頭皮マッサージはシャンプー時に実践できますので、ぜひ、今日からでも実践してみてください。
なお、頭皮マッサージを実践する際には、爪を立てないように注意してください。
爪で頭皮が傷つくと、雑菌の侵入などによって頭皮トラブルが起こりやすくなります。
頭皮マッサージを実践する際には、指の腹を使って心地よいと感じる強さでマッサージすることを心がけましょう。
額・こめかみ・側頭筋マッサージ
軽度〜中等度の眼瞼下垂で見られる額のしわは、額の筋肉を使って目を開く癖がつくことで目立ってきます。
そして、額のしわが深く刻まれていない状態であれば、額のマッサージを実践することで、しわの改善を目指せることがあるのです。
【額・こめかみ・側頭筋マッサージの手順】
1.人差し指と中指を額の中央部分に当てて、額に沿ってマッサージする
2.同様に、こめかみ部分をマッサージする
3.耳のすぐ上にある側頭筋部分を指でつまむようにマッサージする
このマッサージは、ちょっとした隙間時間を利用して行え、短時間行っただけでも頭がすっきりしますし、額のしわや目元のたるみ改善に役立ちます。
あまり力を入れすぎると逆効果になる可能性がありますので、頭皮マッサージ程度に、心地よさを感じる力加減で実践するよう注意する必要がございます。
眼瞼下垂のマッサージはここに注意
上記では2種類のマッサージをご紹介しましたが、マッサージを行う際には、知っておくべき知識や注意点があるのです。
それでは、マッサージを実践する際に必要な知識や注意点について見ていきます。
眼瞼挙筋に働きかけることはできない
マッサージでは皮膚や筋肉に刺激を与えることはできますが、ご紹介したマッサージのみでは、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)に働きかけることはできません。
眼瞼挙筋とは、まぶたを持ち上げる働きがある筋肉で、加齢などによってこの筋肉が衰えると、それに伴い眼瞼下垂を発症しやすくなります。
つまり、眼瞼下垂の予防には、眼瞼挙筋のトレーニングが必要になります。眼瞼下垂の予防対策としてマッサージを行うなら、眼瞼挙筋のトレーニングもあわせて行うことがおすすめです。
まぶたに直接触れるマッサージは逆効果
眼瞼下垂を改善したいと考えたとき、「まぶたをマッサージすればたるみがとれるのでは?」という発想になる方がいますが、その発想は間違っています。
それは、まぶたを擦る、引っ張る、強い力を加えるなどでマッサージをしてしまうと、今以上にまぶたのたるみが目立つことがあるからです。
自己流でまぶたに触れるマッサージを行うと、眼瞼下垂が悪化することはあっても、改善することはないので注意が必要です。
マッサージは毎日続けることが大切
マッサージを実践するなら、1回で長時間行うのではなく、短時間でもできるだけ毎日実践するようにすることがおすすめです。
それは、1回あたりのマッサージ時間を増やすよりも、毎日マッサージを行ったほうが効果を得やすいからです。
また、体調が優れない、対象部位に傷があるなどのときには、無理にマッサージをするのではなく、体調が回復したり傷が治ったりするまでマッサージは控えるようにしてください。
重度の眼瞼下垂には対応できない
今回ご紹介した2種類のマッサージは、眼瞼下垂の予防と、初期で軽度の眼瞼下垂のみに対応できるもので、すでに中等度以上の症状が見られる眼瞼下垂には対応することが難しいです。
上記でお伝えした内容と少々被りますが、その理由として挙げられるのは、マッサージのみでは眼瞼下垂の原因となっている眼瞼挙筋の緩みは改善できないからです。
マッサージに過度な期待を寄せると、なかなか効果を実感できず、がっかりすることになりかねません。
マッサージには限界がありますので、中等度以上の眼瞼下垂の場合では、マッサージでは対応が厳しいです。
中等度以上の眼瞼下垂を改善する方法については以下でご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
眼瞼下垂の放置は危険!その理由とは
眼瞼下垂を放置していると、あっという間に症状が進行して、最終的にまぶたが目の半分以上をふさぐ状態になってしまうことがあります。
そしてその状態になると、文字が読みにくくなる、テレビを視聴しづらくなるなどのトラブルが頻発することになります。
それだけでなく、目がまぶたの皮膚に覆われることで前方を確認できなくなり、事故に巻き込まれるリスクも高まります。
「たかが眼瞼下垂」と軽く考えていると、思ってもみなかったトラブルに巻き込まれるリスクが高まりますので、そうなる前に適切な対策をしておくことが何よりも大切です。
眼瞼下垂を治すなら手術がおすすめ
今回は眼瞼下垂の予防対策としてのマッサージについてお伝えしてきましたが、しっかりと眼瞼下垂を治したいのなら、手術に勝るものはありません。
それは、手術なら医学的に眼瞼下垂を分析し、お客様の現状に合った方法で眼瞼下垂の改善を目指せるからです。
とはいえ、手術は万能ではなく、メリットだけではなくデメリットがあるのも事実なのです。
それでは、眼瞼下垂手術のメリット・デメリットをご紹介します。
眼瞼下垂手術のメリット
眼瞼下垂手術には以下のメリットがあります。
短期間で眼瞼下垂を改善できる
眼瞼下垂手術には、小切開法、全切開法、タッキング法がありますが、それぞれ短期間で眼瞼下垂改善を目指せるというメリットがあります。
この点は、マッサージでは得られない大きなメリットだといえます。
マッサージのみでの対応では、数か月、数年と、効果を実感できるまでに長期間を必要とする可能性がありますし、その間に眼瞼下垂がさらに進行してしまう可能性もありますが、手術ならその心配もありません。
1度手術を受けたら半永久的な効果を期待できる
切開の眼瞼下垂手術は何回も繰り返し受けなければならないということはなく、1度手術を受けてしまえば、この効果は半永久的に持続します。
つまり、1回の手術で半永久的に眼瞼下垂から解放されるということなのです。
眼瞼下垂の症状が進行すると、それだけで気持ちが沈んでしまいますが、眼瞼下垂手術を受ければ、以前のように明るい気持ちで過ごせるようになります。
エイジングケア効果が生まれる
中等度以上に症状が進行すると、まぶたは垂れ下がり、とても老けた印象になります。
しかし、眼瞼下垂手術で眼瞼挙筋の働きを強化すれば、エイジングケア効果によって若々しい印象の顔になれます。
目元は顔の中でも目立つパーツであり、顔全体の印象を決めるといっても過言ではありません。
つまり、眼瞼下垂手術で目元を変えれば、顔全体の印象も変えられるということなのです。
眼瞼下垂手術のデメリット
眼瞼下垂手術はメリットが多い手術ですが、その反面、デメリットがまったくないわけではありません。
眼瞼下垂手術には以下のデメリットがあります。
ダウンタイムがある
眼瞼下垂手術では、どの方法で手術を受けたとしてもダウンタイムがあります。
切開の眼瞼下垂手術後の腫れや内出血は約6〜8日前後見られ、その後は急速に快方に向かうため、決して長いダウンタイムとはいえません。
しかし、術後2〜3日目には腫れや内出血がピークを迎え、少々心配になる可能性が否めません。
なお、眼瞼下垂手術後には、1カ月程度の時間をかけて、少しずつ完成形に向かいます。
自費診療での手術となる
美容外科で眼瞼下垂手術を受ける場合、すべて自費診療扱いになります。
つまり、保険適用の手術よりも費用が高くなる可能性があるということなのです。
費用についての考え方は人それぞれで、費用をかけても眼瞼下垂が治ればいいという方や、眼瞼下垂がすっかり治らなくても安い費用で手術を受けたいなど、さまざまな考え方がありますが、
自費診療での眼瞼下垂手術は症状を改善することだけなく、手術後の目元の見栄えも考慮して行うため、長期的に見てもコストパフォーマンスが優れていると言えます。
そして、費用だけのことを考えると保険診療の方がいいと考える方もいますが、かかる費用についてだけでなく、デザインなどもしっかりと確認した上で、慎重に検討する必要があるでしょう。
眼瞼下垂手術なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、眼瞼下垂手術の美容整形を多く行っております。
眼瞼下垂手術の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩3分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯(よしはら のり) NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
医師紹介ページ医療広告ガイドラインについて
医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。
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②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格などの記載
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