眼瞼下垂は何科で受けるべき?
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眼瞼下垂とは?
眼瞼下垂とは、上まぶたが正常な位置よりも垂れ下がり、自力では開けることができなくなる状態のことを言います。
片側のみに症状が見られる場合と両側の場合があり、日常生活に支障をきたす可能性があるため適切な処置を受ける必要があります。
その程度は、上まぶたの下がり具合によって判定します。
上まぶたの縁と黒目の中央部との距離によって『軽度(約1.5~2.7mm)』、『中等度(約-0.5~1.5mm)』、『重度(約-で合ってるよ。-0.5mm以下)』と3段階に分けられます。
たるみ取り併用全切開二重術と眼瞼下垂と埋没法の抜糸をMD式で行った術前、1週間後、2週間後、1か月後の経過の症例写真二なります。
眼瞼下垂の症状が起こる原因
眼瞼下垂のタイプは大きく分けて2種類あり、年を重ねることによって現われる『後天性眼瞼下垂』と生まれつきまぶたが垂れ下がっている『先天性眼瞼下垂』があります。
先天性眼瞼下垂
眼瞼下垂の症状に悩んでいる方のうち、約20%は遺伝的な要因で起こる先天性眼瞼下垂です。
先天性眼瞼下垂は生まれつき上まぶたを引き上げる『眼瞼挙筋』や筋肉を動かす『動眼神経』に発達異常があり、目を開こうとしてもまぶたが上がらず、瞳孔の一部が隠れてしまう症状のことを指します。
また、目の開きが悪いと光が上手く目の中に入らないため弱視や斜視になるケースも考えられます。
後天性眼瞼下垂
まぶたは『眼瞼挙筋』という筋肉とその筋肉を動かすために必要な『動眼神経』という神経の働きによって引き上げられています。
加齢や長期間にわたるコンタクトレンズの装着、スポーツや格闘技などによって目元に強い刺激が加わることで、眼瞼挙筋・動眼神経のどちらかもしくは両方に異常があると眼瞼下垂の症状が起こりやすいです。
後天性眼瞼下垂は年齢と共に症状が進行していくため、心当たりがある方は早めに診察を受け、処置を進めることが大切です。
眼瞼下垂のセルフチェック法
先程もお話した通り、眼瞼下垂は生まれつきの先天性の場合であることもありますが、80%以上の方が後天性な要因によって起こります。
もしかして眼瞼下垂かもしれないというお悩みを抱えている方は、以下のセルフチェックを行い、眼瞼下垂の可能性がある場合は直接クリニックでカウンセリング及び診察にて医師に相談されることをおすすめします。
セルフチェック法①
(1)鏡の前に立ち、顔を正面に向けた状態で目を軽く閉じます。
(2)目を閉じた状態で眉毛の上を人差し指で軽く押さえます。
(3)眉毛の上を人差し指で押さえた状態のまま目を開けます。
もし額に力が入ってしまったり、目そのものを開けることができない場合、眼瞼下垂を引き起こしている可能性が考えられます。
セルフチェック法②
また、下記の項目に2つ以上該当する方も眼瞼下垂の可能性があります。
- まぶたが重く感じる
- 昔に比べると目元が小さくなった気がする
- 視野が狭くなったような気がする
- 目を開くときに力が必要
- 無意識におでこに力が入る
- おでこに深いしわができた
- コンタクトレンズを長年装着している
- 目を頻繁にこする癖がある
- 上まぶたがくぼんでいる
- 肩こり・頭痛・眼精疲労が辛い
- まぶたが三重、四重になった
眼瞼下垂を予防する方法
眼瞼下垂を予防及び悪化させないためには、日常生活を送る上で『眼瞼挙筋』の機能を壊さないことを意識したり、筋肉自体を強化させる習慣を取り入れることが重要なポイントとなります。
まぶたへの負担を減らす
まぶたへの負担を与えるような行為はまぶたを引き上げるために必要な眼瞼挙筋そのものを壊してしまう大きな要因となります。
洗顔後にタオルで目元をこするのを避ける、刺激性が強いクレンジングの使用は控える、二重のりの使用頻度を下げるなど、できるだけまぶたに負担をかけないよう心がけてください。
また、マッサージをすると目元がリフトアップするのではないか?と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、マッサージは眼瞼挙筋にダメージを与え、皮膚自体がたるみやすくなるため控えることをおすすめします。
PC作業が多い方は要注意
デスクワークの方など、パソコンのモニター画面を長時間見つめることが多い方も、目元の筋肉や腱膜に疲労感を及ぼすため注意が必要です。
眼瞼下垂を予防するためにも定期的にモニターから目を離したり、ご帰宅後はホットアイマスクなどを使って目を休めるケアを実践する習慣をつけるようにしてください。
まぶた周りの筋力をトレーニングをする。
まぶたの皮膚を支えている眼輪筋や眼瞼挙筋をトレーニングすることで目の開きをよくし、目力をUPすることにも繋がります。
具体的なやり方としては、まずは目を3秒程度軽くつぶったら次は少し強めに3秒程度目をつぶります。最後はまぶたを中心に寄せるようなイメージでぎゅっと5秒間つぶり、ゆっくりと目を開けます。
この工程を隙間時間などを使って3セット行ってください。毎日継続的に行うことで眼瞼下垂を予防することができます。
眼瞼下垂は何科で受けるべき?
眼瞼下垂は形成外科にて眼瞼下垂と診断された場合、保険適用となります。
ただし、眼瞼下垂は『眼瞼下垂症』と診断される明確な基準がないことから、医師や地域によって保険適用の判断が大きく異なります。
眼瞼下垂の進行具合は軽度・中度・重度の3段階に分かれていますが、上まぶたが黒目に少しだけかぶさっているような軽度の眼瞼下垂症の場合、保険適用にならないケースが多いです。
また、形成外科で手術を受ける場合、機能改善を目的としているため、視界が良好になり健康的な目元だった時と同じ状態にまで回復すれば、それ以上の手術が行われることは基本的にありません。
それに対して美容外科の場合、機能を回復させると同時に、より美しい目元を叶えるために美容外科ならではの技術を活かしながらパッチリとした目元に仕上げ、見た目の印象まで変えることできます。
また軽度~中度の眼瞼下垂症の方でも対応することが可能です。もちろん重度の眼瞼下垂の治療も対応可能です。二重の幅などにもこだわりたい方は美容外科で受けられるのがお勧めです。
また当院の場合、日本形成外科学会の専門医や日本美容外科学会 (JSAS)の専門医が在籍しており、高度な技術を用いて眼瞼下垂の手術を行います。機能面だけでなく美容の面も重視して行うため、高度な眼瞼下垂手術をお受けいただけます。当院のホームページでは眼瞼下垂の治療の症例を多数掲載しています。ご参考にしてください。
手術後の生活について
洗顔・シャワー
洗顔やシャワーは患部を濡らさないよう十分注意し、特に洗顔に関しては抜糸をするまでは患部を避けながら濡れタオルなどで軽く拭く程度にしてください。
また、洗髪をする際はシャンプーハットや水中眼鏡を着用したり、ドライシャンプーなどのアイテムを使用するのもおすすめです。
運動
ジョギングなどの激しい運動は血圧が上がり、まぶたの腫れが長引いてしまう可能性があるため抜糸を行うまでは避けるようにしてください。
万が一、抜糸後もまぶたが腫れていたり、完全に傷が治っていない場合はお控えいいただくようお願い致します。
コンタクトレンズ
コンタクトレンズは、抜糸後から使用することができますが、装着時にまぶたを引っ張ることで皮膚に負担をかけてしまうため、違和感を感じる場合は控えた方が良いです。
メイク
ファンデーションやチークなど患部以外のメイクは手術した翌日から可能です。アイメイクについては抜糸後から軽くであれば可能ですが、濃いめのアイメイクは術後1カ月程度は避けて頂くのが安全です。
目元の強い腫れは1週間程度すればほとんど引いていくので、眼鏡などでカバーすれば腫れはそれほど目立たなくできることが多いです。
運転
眼瞼下垂術は術後1〜2週間後から通常通り運転をすることが可能です。
麻酔や手術の影響で目がかすんだり、ふわふわと身体が浮かんでいるような浮遊感・めまいなどの不快症状を一時的に感じる恐れがありますので、ご自身での運転によるご来院は避けて頂くようお願いしております。
飲酒
手術後すぐにアルコールを摂取すると毛細血管が拡張し、末梢の血流が良くなることで患部の内出血や痛み・腫れなどの症状が強く出るリスクがあるため、最低でも術後1週間程度はお控え下さい。
PC・スマートフォン
パソコンやスマートフォンなどの電子機器を長時間、下を向いて操作をする行為は目に大きな負担をかけやすいため術後1週間程度は避けるようにしてください。
まとめ
眼瞼下垂の症状でお困りの場合は、日本美容外科学会専門医(JSAS)、日本形成外科学会専門医が在籍する当院のカウンセリングにお越しください。専門医が丁寧に眼瞼下垂の診察を行います。ホームページに眼瞼下垂の治療の症例を多数掲載しています。併せてぜひチェックしてみてください。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯 NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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