眼瞼下垂の原因って何?分かり易く教えて!
この美容整形のコラムを読むのに必要な時間は約 12 分です。
ものが見えにくい、瞼が重いなどでお困りなら、眼瞼下垂を疑う必要があるでしょう。
特に上瞼が目を覆っている状態なら、重度の眼瞼下垂を引き起こしている可能性が濃厚です。
こちらの記事では、眼瞼下垂の原因についてご紹介していますので、ご自身の生活の中で心当たりがないかどうか、今一度確認することをおすすめします。
眼瞼下垂は誰でも発症する症状!発症原因をご紹介
眼瞼下垂は先天性と後天性の種類があり、先天性の場合では若い年代でもはっきりとした症状が現れることがあり、この場合では手術で対応する必要があるでしょう。
一方、後天性の眼瞼下垂では原因が複数あり、生活習慣の影響で発症するケースもあります。
それでは早速、眼瞼下垂の原因についてご紹介しましょう。
原因その1 加齢による筋肉の緩み
私たちは日ごろ、無意識のうちに瞬きをしており、正常な状態であれば瞬きの際に目を開きにくくなることはありません。
しかし、加齢によって挙筋腱膜やミュラー筋といった筋肉の働きが衰えると、瞼を持ち上げる力が弱まって眼瞼下垂と診断されることになるのです。
なお、眼瞼下垂は挙筋腱膜やミュラー筋を鍛えておくことで予防できる症状ではありますが、すでに発症して症状が進行している状態なら、手術を受けない限り改善が難しくなります。
特に重度の眼瞼下垂では、上瞼が目の半分にまで垂れ下がってしまうことがあり、ものが見えないといった不調を引き起こしますので、何はともあれ、眼瞼下垂を発症しないための対策をすることが大切です。
原因その2 目を擦る癖が眼瞼下垂の原因になっている可能性
疲れ目で目がしょぼしょぼする、花粉アレルギーで目がかゆいなどのとき、つい目を擦ってしまうことはないでしょうか。
実は、目を擦ることで挙筋腱膜やミュラー筋が刺激を受け続けると、これらの筋肉が緩んで眼瞼下垂を発症することがあるのです。
つまり、目を擦る癖がある方は、若い年代でも眼瞼下垂を発症するリスクがあるということなのです。
そして、このような状態を避けたいのなら、まずは意識して目を擦らないことと、目薬や眼鏡を活用して、目の不調対策をしておくことが大切です。
パソコンやスマートフォンの長時間使用で目がしょぼしょぼするなら、ブルーライトカットに対応した眼鏡で対策するというのもひとつの方法でしょう。
原因その3 メイクが悪影響を及ぼす可能性も
レアケースではありますが、マスカラ等のアイメイクの使用が眼瞼下垂の原因になることがあります。
得にマスカラはクレンジング剤で落とす際に、強く擦ってしまう方も多く、それが眼瞼下垂の原因になる場合があります。
もちろん、まつ毛だけを擦る分には、挙筋腱膜やミュラー筋には悪影響が及ばないと考えられますが、クレンジング時にまつ毛が引っ張られると、どうしてもその周囲の筋肉にも影響が及びます。
そして、その対策としては、簡単に落とせるマスカラに変える、マスカラを使用せずまつ毛エクステンションにするなどが挙げられます。
綺麗になりたくてマスカラを使用したのに、それが眼瞼下垂の原因を作り出しているとしたら、すぐにでも対策をしなければなりません。
ただし、マスカラを使用する方がすべて眼瞼下垂を発症するわけではありませんので、この点については誤解をしないよう注意してくださいね。
原因その4 コンタクトレンズの使用が眼瞼下垂を引き起こす可能性
コンタクトレンズを装着する際には上瞼が引っ張られて伸びるような形になりますが、これが眼瞼下垂の原因になることがあるのです。
また、ハードコンタクトレンズを使用する方に眼瞼下垂を発症する方が多いといわれていますが、瞼が引っ張られて伸びるという観点から考えるのなら、どの種類のコンタクトレンズでも眼瞼下垂の原因になる可能性はあると考えておいたほうが良いでしょう。
つまり、ファッション用のカラーコンタクトレンズでも、使用頻度が高ければ、その分眼瞼下垂発症のリスクが高まる可能性があるということですね。
コンタクトレンズによる眼瞼下垂の疑いがある場合では、コンタクトレンズではなく眼鏡を使用したり、装着時に上瞼をできる限り引っ張らないようにするなどの対策が必要となるでしょう。
眼瞼下垂と間違われやすい症状について
眼瞼下垂は、瞼を開きにくくなる、目を開く際に額に力が入る、眉毛があがるなど、特徴的な症状が現れる症状です。
つまり、他の賞状との区別をしやすいということですが、実は、眼瞼下垂とよく似た症状が現れる紛らわしい症状もあるのです。
眼瞼皮膚弛緩症(がんけんひふしかんしょう)
眼瞼皮膚弛緩症を発症すると、眼瞼下垂のような瞼のたるみが症状として現れるため、眼瞼下垂と勘違いすることがあります。
しかし、眼瞼下垂が挙筋腱膜やミュラー筋の働きが悪くなることで発症するのに対し、眼瞼筋弛緩症では筋肉には異常が見られず、瞼の皮膚だけがたるむという違いがあるのです。
ということは、当然治療方法も異なります。
眼瞼下垂では眼瞼挙筋腱膜を短縮して瞼板に縫いつける眼瞼下垂手術が適用されますが、眼瞼筋弛緩症では、皮膚を切開して余分な皮膚を切除する必要があるのです。
なお、眼瞼皮膚弛緩症は加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少によって起こるものであるため、眼瞼下垂とは根本原因が異なります。
瞼の皮膚がたるんでくると、即座に眼瞼下垂を疑う方がいますが、眼瞼下垂かどうかは実際に診断を受けないとわかりませんので、まずはクリニックでカウンセリングを受けてみると良いでしょう。
眼瞼痙攣
やや疲れが溜まった際や筋著した際などに、自分の意志とは反して瞼が勝手にピクピクと動くことはないでしょうか。
この症状は眼瞼痙攣といい、初期段階では瞼がけいれんするに留まりますが、重度になると瞼を開きにくくなるなど、眼瞼下垂とよく似た症状が現れることがあるのです。
なお、眼瞼下垂が筋肉の問題で発症するのに対し、眼瞼皮膚弛緩症の原因ははっきりと究明されていないという違いもあります。
とはいえ、眼瞼けいれんも放置をしていると重症化のリスクが高まる症状ですので、気が付いた時点でクリニックを訪れて、適切な処置を受けておくことが大切です。
重症筋無力症
重症筋無力症は自己免疫疾患に分類される症状で、全身の筋肉の働きが弱まり、瞼の働きも悪くなります。
つまり、眼瞼下垂とよく似た症状が現れる可能性が高く、眼瞼下垂だと勘違いしやすい症状だということです。
また、眼瞼下垂が瞼だけに症状が現れるのに対し、重症筋無力症では全身に症状が現れるという違いがあります。
重症筋無力症の場合では、手術ではなく内服薬による治療が必要になりますので、少しでもおかしいと感じたのなら、クリニックを訪れて早期に治療を開始する必要があるでしょう。
眼瞼下垂は予防できる症状です
眼瞼下垂は、軽度から中等度、中等度から重度へと進行する可能性がある症状ですが、気が付いた時点で対策をすれば、症状の進行スピードを遅らせることはできます。
上記では眼瞼下垂の原因についてお伝えしましたが、目を擦らない、ブルーライト対策をする、マスカラやコンタクトレンズを使用しない、もしくは使用方法に注意するなどが、眼瞼下垂予防対策として役立ちます。
加齢による眼瞼下垂ばかりは対策のしようがないかもしれませんが、生活習慣による眼瞼下垂なら、あらかじめ対策をしておくことで発症を防ぐことは可能なのです。
眼瞼下垂を発症したら手術を検討しましょう
対策をしていても発症するときには発症する、それが眼瞼下垂です。
また、眼瞼下垂の大きな原因になっているのは挙筋腱膜やミュラー筋の衰えですので、完治を目指すなら、内服薬の服用や軟膏の塗布などではなく、手術する必要があります。
なお、眼瞼下垂改善の手術には以下の種類があります。
- 全切開法
- 小切開法
- 経結膜ミュラー筋タッキング
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
全切開法
二重のラインを広い範囲で切開し、切開部分から挙筋腱膜を縫い縮めることで瞼の開閉力を高める手術です。
この手術では、眼瞼下垂改善効果のほか二重形成効果も得ることができますが、もともと一重まぶたの方も、まつ毛の生え際ギリギリのラインを切開することで眼瞼下垂改善を目指せます。
また、皮膚を切開するというと、傷跡が心配になるかもしれませんが、1〜3ヶ月が経過すると、薄く目立たない状態にまで回復します。
なお、術後1週間後にはメイクが可能になります。
小切開法
二重のラインを狭い範囲で切磋開始、挙筋腱膜の外角部分を切除して瞼の開閉力を高める手術です。
この方法では、瞼の皮膚をおよそ7mm切開しますが、切開範囲が狭いことから傷跡はほとんど目立ちません。
全切開法と比べるとダウンタイムが短いですが、効果は全切開法と比べると少なくなります。
メイクに関しては、術後1週間から可能になります。
経結膜ミュラー筋タッキング
経結膜ミュラー筋タッキングは、皮膚を切開することなく眼瞼下垂改善を目指せる手術です。
この方法では、内部からミュラー筋を瞼板に縫い付けて固定するため、外部に傷跡が残る心配がありません。
つまり、皮膚を切開する手術に抵抗がある方には特におすすめできる手術だということですね。
ただし、皮膚を切開しない手術であっても1週間程度のダウンタイムがあり、その間には腫れや内出血などが見られることがありますので、この点については頭に入れておく必要があります。
効果に関しては全切開法や小切開法と比べると少なく、元に戻ってしまう可能性もあります。
なお、メイクは手術当日から可能ですが、患部に刺激を与えないという点を重視するのであれば、腫れや内出血が治まるまでメイクは控えたほうが良いでしょう。
手術時間は全切開で約60分、小切開と経結膜ミュラー筋タッキングは20~30分と、短時間で受けることができます。
また、術後にはダウンタイム期間中の過ごし方などの説明がありますので、気になることがあれば、どのような些細なことであっても医師に直接質問をしてみると良いでしょう。
眼瞼下垂手術なら東京シンデレラ美容外科へ
東京シンデレラ美容外科では、眼瞼下垂手術の美容整形を多く行っております。
眼瞼下垂手術の正しい情報を分かり易く伝えられるように医師が丁寧にカウンセリングを行っていますので、美容整形が初めての方も、一度当院のカウンセリングにお越しください。
東京シンデレラ美容外科は新宿、池袋、大宮の3院あります。新宿院は新宿駅「B12」出口より徒歩30秒 、池袋院は池袋駅東口より徒歩2分、大宮院は大宮駅西口より徒歩2分にあり、いずれも駅近くでお越しいただきやすいです。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
Doctor 本ページの監修医師
吉原 伯 NORI YOSHIHARA
美容外科医として、培ってきた技術と美的センスを皆様にご提供いたします。
その中で、あなたのご希望に合うものを一緒に選んでいきましょう。
外見だけでなく、あなたの内面を輝かせるお手伝いが出来ればと思っています。
どこが気になりますか?どのようなお悩みもまずは、ご相談にいらしてください。
■ 資格
- 美容外科専門医(JSAS)
- サーマクール認定医
- ベイザー脂肪吸引認定医
- 日本救急医学会ICLSコース取得
- 日本美容外科学会正会員(JSAS)
- 日本美容皮膚科学会正会員
■ 略歴
-
神戸大学医学部医学科卒業
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院勤務
(麻酔科、皮膚科、形成外科) - 湘南美容クリニック新宿本院、大宮院 勤務
- 湘南美容クリニック大宮院院長就任
- 早稲田大学大学院卒 MBA修了
-
湘南美容クリニック新宿南口院院長就任
SBCメディカルグループ統括院長補佐就任 - SBCメディカルグループ代表補佐就任
- 東京シンデレラ美容外科新宿院院長就任
- 医療法人社団東新会理事長就任
さまざまな学会の専門医・会員が在籍
下記の資格を持つ医師が在籍しています。
美容外科専門医(JSAS)、日本美容外科学会会員、サーマクール認定医、ベイザー脂肪吸引認定医、日本救急医学会ICLSコース取得、日本美容皮膚科学会正会員
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